紫外線カットフィルムは、地表に届く紫外線（UV-A・UV-B）領域のうち、JISで規定されている紫外線領域（300nm〜380nm）をカバーしています。この領域を窓ガラスフィルムが99%以上カットする事で、紫外線によるフローリングやクロスの色褪せや大切な家財へのダメージから守ってくれます。
ガラスフィルムの基本性能として、飛散防止と紫外線（UV）カットのどちらも備わっています。※一部目隠しを除く
飛散防止フィルムと紫外線カットフィルムはどちらも同じフィルムで、目的によって呼び方が変わります。
紫外線の種類と影響について
紫外線は、人間の目が感じることができる最短の光(紫色)より外側に位置するのでこのように呼ばれ人間の目には見えません。
窓ガラスフィルムのJIS規格「JIS A 5759」では、紫外線の波長範囲は300nm～380nmと定義され、「UV-A」「UV-B」「UV-C」に分類されています。それぞれ波長域によって人体に与える影響は変わってきますが、UV-Cはオゾン層に吸収されるため地表にはほとんど届かず、日常生活に影響が無いとされていますが、UV-AとUV-Bは悪影響を与えるため注意が必要です。
UV-A（長波紫外線）
波長範囲320〜400nm。地表に届く紫外線のうち、90%を占めるとされており、皮膚の老化やしわの原因となることがあります。
波長も長いため、大気・雲・雨・雪・などを透過する上、窓ガラスも透過し家の中にも到達します。
UV-B（中波紫外線）
波長範囲280〜320nm。地表へ届く量は10%程度ですが、UV-Aよりも強い影響があるとされています。日焼けや皮膚がんのリスクを高める要因となります。
UV-C（短波紫外線）
波長範囲100〜280nm。UV-Cは最も危険な紫外線と呼ばれているが、地球のオゾン層がほとんどのUV-Cを吸収するため、通常は地表には到達しません。
紫外線（UV）カットフィルムの効果と性能
窓ガラスにUVカットフィルムを貼るだけで、室内（空間）を紫外線から守ることができるので、室内で日焼け止めクリームを塗る必要はなくなります。もちろん、人体へのダメージ軽減だけでなく、家具や家財、フローリングなどにも有効です。
UVカットフィルム施工後の紫外線の測定
こちらは、マンションの最上階で紫外線カットフィルムを施工する前後の様子を撮影した動画です。
数値上で、紫外線をしっかりカットできていることがわかります。見た目の変化や明るさも変わりませんので、景観を損なうことなく、紫外線対策ができます。
UVカットフィルム施工の検証動画（YouTube）
無色透明
紫外線（UV）カットフィルムは無色透明なので、窓ガラスに貼っても見た目は変わりません。
「本当に貼ってあるの？」と近づいて見ないと分からないほど違和感がなく、室内の明るさや景観を損なう心配もありません。
飛散防止
地震や災害、お子さんやペットの衝突事故などで、万が一ガラスが破損した際の飛散を防ぐことで怪我防止につながります。
さらに、飛散したガラスの破片を踏んで怪我をするなどの二次災害を防ぐ効果も期待できます。
従来の製品よりさらに広範囲の紫外線をカットする「高領域UVカットフィルム」
近年では温暖化の影響により、地表に届く紫外線量が増えています。そのため、紫外線領域（300nm～380nm）の前後（280～300nm、380～400nm）の紫外線量も増えています。
環境省で定められている紫外線領域は、JIS規定の領域を含む280nm〜400nmであり、この紫外線領域を99%以上カットする製品が「高領域UVカットフィルム」です。
サンゲツ（クレアス）カタログより
＜こんな方におすすめ＞
・家具やフローリングなど日焼け対策をしたい方
・地震や台風の防災対策をしたい方
・子供がガラスを割って怪我しそうで心配な方
