近年「闇バイト」に関与する犯罪が急増しており、その中でも特に強盗や殺人といった凶悪犯罪が社会に衝撃を与えています。
2023年1月に狛江市で発生した強盗殺人事件では、SNSを通じて「闇バイト」の募集に応じた若者が、暴力的な指示を受け、高齢女性をバールで襲撃し、結果的に死亡させたという事件が起こりました。
このような事件は、日本の治安の悪化を示す象徴的な出来事として注目されており、日本の治安は著しく低下しているように感じます。
治安低下の原因として、景気の悪化、情報の漏洩など様々な要因から起きており、警察や行政の対応にも限界があることから自身の身は自分で守る対策が必要になります。
窓ガラスは室内へのアクセスがしやすく、侵入者に狙われやすい場所の一つです。侵入犯罪の代表的な手口として多く用いられるのが、こじ破り、打ち破り、焼き破りです。防犯フィルムはこれらの侵入手口に対して、ガラスの破壊や貫通を遅らせることができます。
強盗・空き巣犯のガラス破りによる侵入方法
打ち破り
バールやハンマーなどの道具で窓ガラスを叩いて破壊し、その隙間から手を入れてロックを解除したり、窓枠を外して侵入する手口です。
ガラスの破壊音を気にせず、住人や警備員が駆け付ける前に数分で目的を達成させるもので、住宅侵入で多い手口です。
こじ破り
ドライバーで窓ガラスをこじるように小さな穴を開け、そこから指などを入れてクレセント錠を直接解錠して侵入する手口です。
窓ガラスを割る時に大きな音が出ないので、周囲に気づかれにくく、短時間で解錠できることからガラス破りの中でも非常に多い手口です。
焼き破り
ライターやバーナーでガラスを焼いて割ったり、熱くなったところに水をかけ、ヒビを入れて割って侵入する手口です。
特別な工具や技術がいらず誰でも簡単にでき、またガラスを割る音も小さく周囲に気づかれにくいこともあり、昨今急増しています。
防犯フィルムが侵入防止に有効な理由
防犯フィルムは、300μm~450μmの厚い基材で構成されており、通常の飛散防止フィルム(50μm)の6倍以上の厚さがあります。
通常の6倍以上となるフィルムの厚さはバットで叩いても貫通させることが難しく、ガラス破りによる侵入を遅らせることができます。
空き巣・強盗などの窃盗犯の大半は、5分間は入らなければ 7割の泥棒が諦めて、10分入らなければ 9割の泥棒が諦めるというデータもあり、こうした侵入犯罪に対して、防犯フィルムはとても有効です。
侵入対策に有効なCPマーク認定の防犯フィルム
CPマーク認定の防犯フィルムは、窓ガラスを割って侵入者が室内に侵入するのを防ぐことを目的としたフィルムです。
CPマークは「侵入に5分以上かかれば7割の窃盗被疑者があきらめる」という調査結果を元にして、平成14年11月25日に官民連携の会議体、官民合同会議が定めたものです。対象となる製品は、サッシ、シャッター、ドア、鍵、ガラス、窓ガラスフィルムの住宅部品です。
製品それぞれに防犯性能基準を設定し、性能評価試験を実施して基準を満たしたものが「防犯性能の高い建物部品」に認定されています。
防犯フィルムの性能試験
・打ち破り試験
・こじ破り試験
・焼き破り試験
開始から5分以上(打ち破りは1分以上)経過しても、人体が通過できる状態にならなかったものを合格としています。※5分以上の侵入を防ぐ性能を保証するものではありません。
製品及び施工の条件を満たした窓ガラスフィルムが「防犯フィルム」として認定されCPマークを貼付することができます。
CPマーク防犯フィルムの施工は国家資格が必須
防犯フィルムは厳格な基準に基づきCPマークを貼ることが許されているため、施工ができるのは、国家資格「ガラス用フィルム施工技能士」保有者のみです。弊社ではCPマークの取得が可能で、CPマーク認定の防犯フィルムの施工ができます。
窓の侵入対策は防犯フィルムだけでは不十分
犯罪者は比較的簡単に侵入できる窓を狙うことが多いため、防犯フィルム以外にも補助錠や窓のセンサーアラームを設置することでより侵入されにくくなります。また、家の外には防犯カメラやセンサーライトを設置し、侵入経路となりやすいところには防犯砂利を敷いておくと犯人から防犯意識が高い家と思われ、犯罪の抑止力に繋がります。
<こんな方におすすめ>
・防犯対策(強化)をしたい方
・近所で不審者情報があり、不安な方
・過去に泥棒に入られたことがある方
・突風や台風時の飛来物対策をしたい方
・紫外線対策をしたい方