空き巣に狙われやすい窓の特徴とは?窓ガラスの防犯対策8つも紹介
空き巣や強盗の侵入口として、最も多いのが「窓」です。ガラスを割って侵入するケースも少なくないため、鍵を閉めるだけでは防犯対策として不十分です。空き巣被害を防ぐには、複数の方法を組み合わせて対策することが大切です。本記事では、空き巣に狙われやすい窓の特徴と、8つの防犯対策を紹介します。
この記事を読むための時間:3分
空き巣に狙われやすい窓の特徴
空き巣に狙われるリスクが高い窓には、以下4つの特徴が挙げられます。
- 見通しが悪い場所に設置されている
- 築年数が経っている
- こまめに鍵をかける習慣がない
- 足場が近くにある
見通しが悪い場所に設置されている
道路や隣家から目に付きにくい場所にある窓は、空き巣に狙われやすい傾向があります。また、植栽や柵、塀などで見通しが悪い窓もターゲットにされやすいため、注意が必要です。
築年数が経っている
築年数が経っている家の窓は、現代のものと比べて防犯性が低い傾向があります。また、経年劣化が進んでいる窓ガラスは割れやすいため、容易に侵入を許してしまいます。
こまめに鍵を閉める習慣がない
空き巣は、僅かな隙を狙っています。ゴミ捨てや近所への買い物などに出かける際、すぐ戻るからと窓の鍵を閉めないのは危険です。また、換気のために浴室やトイレなどの窓を開けっ放しにしている家庭も多いでしょう。小さな窓でも侵入されるおそれがあるので、出掛ける際は必ず全ての窓の鍵をしっかりと閉める習慣を付けることが大切です。
足場が近くにある
2階以上にある窓は「侵入できないだろう」と安心しがちですが、エアコンの室外機やカーポートの屋根、物置など足場となるものがあると、侵入されやすいため注意が必要です。
窓ガラスの空き巣対策8つ
窓から空き巣に侵入されないための対策8つを紹介します。
- 窓の周辺に物を置かない
- 外に防犯砂利を敷く
- 防犯カメラ・ライト・ブザーを設置する
- 補助ロックを取り付ける
- 窓ガラスに防犯フィルムを貼る
- 防犯性の高いガラスへ取り替える
- 内窓を設置する
- シャッター・面格子を取り付ける
窓の周辺に物を置かない
窓の周りに自転車や観葉植物などが置いてあると、死角が増えるため空き巣に狙われやすくなります。また、窓周りに物があると、災害時に窓ガラスが割れたり、避難経路を確保しにくくなったりします。窓の周辺は常に片付けておくように意識しましょう。
外に防犯砂利を敷く
見通しが悪い場所にある窓は、人が近づいても気が付けません。防犯砂利は踏むと大きな音が出るため、異常をいち早く察知することができます。
防犯カメラ・ライト・ブザーを設置する
防犯カメラや人感センサーライト、防犯ブザーの設置も防犯対策として効果的です。3つを組み合わせることで、より高い防犯効果が期待できます。
補助ロックを取り付ける
既存の窓の鍵は、ガラスを割れば簡単に開けられてしまいます。補助ロックを取り付けておけば、侵入に時間がかかるため、犯行を断念させられる可能性が高まります。
窓ガラスに防犯フィルムを貼る
防犯フィルムは、窓ガラスを割れにくくして侵入を防ぐ効果が期待できます。また、割れたガラスの飛散防止にもなるため、地震など災害時の対策としても有効です。
防犯性の高いガラスへ取り替える
経年劣化が進んだ窓ガラスは割れやすく、防犯性が低いため、空き巣に狙われるおそれがあります。ひび割れていたり日焼けでくすんだりしている窓ガラスは、防犯性の高いガラスへの取り換えを検討することをおすすめします。また、災害時にも割れてしまう可能性があるため、注意が必要です。
内窓を設置する
外窓の内側にもう1組の窓を設置することで、ガラスを破る手間がかかるため、防犯効果が得られます。また、外窓と内窓の間に空気の層ができるので、断熱性の向上も期待できます。
シャッター・面格子を取り付ける
物理的な衝撃に強い窓シャッターや面格子を設置すれば、窓が割られるのを防げます。ただし、日当たりが悪くなったり、出入りができなくなったりするケースもあるため、取り付ける際はデメリットも考慮する必要があります。
窓ガラスの防犯対策を講じて空き巣の侵入を防ごう
窓は空き巣の侵入口とされるケースが多いことから、防犯対策が欠かせません。既存の鍵だけでは突破されるおそれがあるため、補助ロックや防犯フィルムを取り付けて防犯性を高めましょう。また、防犯カメラやブザー、防犯砂利などで空き巣を窓に近づけさせない対策を取ることも重要です。