窓ガラスは地震で割れる?5つの対策で安全性を高めよう!
地震が発生した際、窓ガラスが割れる場合があります。割れたガラスは、体を傷付けるおそれがあり、大変危険なため、窓ガラスの割れや飛散を防ぐ対策を十分に取っておくことが大切です。本記事では、地震で窓ガラスが割れる原因と対策を紹介します。
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地震で窓ガラスが割れる原因
地震によって窓ガラスが割れる原因は、以下の2つです。
- 建物・窓枠のゆがみ
- 室内外の物の衝突
建物・窓枠のゆがみ
地震によって建物が大きく揺れて、窓枠やサッシにゆがみが発生すると、ガラスに強い負荷がかかり割れることがあります。
また、建物の揺れによって、窓枠やサッシが共振を起こす場合があります。共振とは、地震の揺れの周期と建物が1回揺れる時間が一致することで、建物の揺れが増幅される現象です。共振が起こると、ガラスに大きな力が加わるため、割れてしまうケースがあります。
室内外の物の衝突
地震が発生した際、棚やテレビ、物干し竿や観葉植物などが当たり、窓ガラスが割れてしまうことがあります。小さなものや軽いものでも、高い場所から落ちてきたり、鋭利な角があったりすると割れるケースもあるので注意が必要です。
地震による窓ガラスの割れ対策5つ
地震が発生した際、窓ガラスが割れると避難が困難になったり、怪我をしたりするおそれがあります。以下5つの対策を取って地震に備えましょう。
- 窓の周辺に物を置かない
- 飛散防止フィルムを貼る
- 防災ガラスに変更する
- 日中はレースカーテンを閉める
- 就寝時はカーテンを閉める
窓の周辺に物を置かない
窓の周辺に物が置いてあると、地震が発生した際にガラスが割れる原因となります。避難の妨げとなる場合もあるので、窓の近くに物を置かないようにしましょう。
飛散防止フィルムを貼る
地震で窓ガラスが割れると、破片が飛び散り危険です。飛散防止フィルムを貼れば、窓ガラスが割れても飛散を防止できるため、怪我のリスクを大幅に低減できます。飛散防止フィルムはシートをカットして貼るだけなので、簡単に施工できることもメリットです。
防災ガラスに変更する
既存のガラスを防災ガラスに変更するのも、有効な地震対策です。防災ガラスは、ペアガラスの中間層に樹脂製の膜が挟み込んであり、地震でガラスが割れても破片が飛び散りにくくなっています。防犯ガラスへの交換は、コストがかかりがちですが、経年劣化が進んだガラスは割れやすく危険です。窓ガラスの透明度が落ちていたり、ひび割れがあったりする場合は、劣化のサインなので交換を検討しましょう。
日中レースカーテンを閉める
日中は室内に日光を取り入れるために、カーテンを開けておく人は多いでしょう。しかし、地震によって窓が割れると、ガラス片が広範囲に飛び散ってしまいます。地震はいつ発生するか予測ができないため、日頃からレースカーテンを閉めておく習慣を付けましょう。
就寝時はカーテンを閉める
就寝中に地震が発生した場合、割れたガラスが寝ている身体に降りかかるおそれがあります。ガラスの飛散は、カーテンを閉めておけばある程度防げます。また、避難する際にガラス片を踏むリスクも低減できるので、就寝時はカーテンを閉めるようにしましょう。
万全の窓ガラス対策で地震に備えよう
地震が発生すると、揺れによって窓枠がゆがんだり、室内外の物が倒れたりして窓ガラスが割れることがあります。割れたガラス片は非常に鋭利で、体を傷付けるおそれがあるため、注意が必要です。ガラスの飛び散りを防ぐには、防災ガラスへ変更したり、防災フィルムを貼ったりする方法が有効です。また、普段からカーテンを閉める、窓の近くに物を置かないといった習慣を付けておきましょう。
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